今後の市場動向予測 1月末に向けて
先週のメリルリンチの損失拡大ニュースが引き金になり今週も株価の下げ止まる
様子はありません。
年末より申し上げていた米金融関係の決算発表でネガティブ要因が連続してきた
ことにより、負の連鎖反応が止まらない感じです。
そのほかにもかねてより不安材料視されていたモノラインの評価下げ(格下げ)
も主要因になっているようです。
↓ ↓ ↓
市場では「モノラインの債券保証額は
2.2兆ドルといわれていおり、モノラインの格付けが下がれば金融機関は保有
する債券の評価も下げなくてはならず、どこかで引当金をねん出する必要が出て
くる可能性がある。今後はモノラインへの資金注入が焦点になってこよう」(新
光証券エクイティストラテジストの瀬川剛氏)との見方が出ていた。
【景気後退局面へ】
米国の個人消費もいよいよ本格的に調整期に入った数値が見られるようになりま
した。個人消費の指標が確実に悪化してきています。また、例のカードローン滞
納問題もいよいよ表面化しつつあります。
住宅ローンが焦げ付いてきて、今度はクレジットカードの貸し出し額が急増して
きたそうです。このカードのローン金額が増えてきているということはいよいよ
個人の消費者は追いつめられてきているということが言えるそうです。
というのは、カードローンは明らかに住宅融資よりも金利、金額その他不利な条
件の融資なので、住宅問題よりもさらに破綻が生じるのは時間の問題と言われて
います。
アメリカの場合、旺盛な個人消費は貯蓄から生じているのではなくて、ローンを
背景にした消費活動なので日本人にはわかりずらいかもしれませんが、生命線で
あるローンが逼迫してくると、たちまち購買能力が大きく減衰してしまうという
事実があるようです。
今後、消費者ローン問題が表面化してきて、「消費者ローン破綻問題」とかいう
ニュースのタイトルが聞こえだしたら、いよいよもって本格的な景気後退局面に
突入!という感じではないかと思います。
このように負のスパイラルに確実に突入してきている状況下ではありますが、悪
い材料ばかりが続くわけではありません。
月末にかけては、景気対策の各動きがみられそうです。
【今月の月末にかけての動き】
今後の円と株価の動きですが米国で月末にかけて大きな動きがありそうです。
28日に政府の景気てこ入れ政策が具体的に発表されると思われます。15兆円
規模の対策を打ち出してきますので、一定の効果があると受け止められればそこ
そこ下げ止まる要因になりそうです。
続いてFOMCの金利引き下げ予測ですが、0.5%の利上げは当然と見られており、
市場はさらに大きな0.75%を期待しています。
もし、0.75%の利上げが行われれば、株価には相当に良い材料となることで
しょう。反対に円ドルレートには円高を加速する可能性も徐々に強まって来まし
た。
円も中期目標の102円に向かって着実に歩を進めています。しかし、一気に進
むわけではなく、今の段階では105円が当面の目標になると思われます。
月末の大きな動きが連続するまえに出来るだけ円高に振ろうとする動きもあるのでは?
ないか?と予想している人もいます。105円を一度割り込む程度でしょうか?
日本の日経平均株価の底値は、当面13000円丁度ではないか?と思っています。
というのは さすがに政府も1万3千円を切ってくれば株価維持操作(PKO)も
辞さないと思われますので、月末にかけては3千円のラインの攻防+反動で戻りも
ありえるかな?と思っております。